2017年12月、スズキからクロスオーバーSUVのコンパクトカー「XBEE
(クロスびー)」が発売されました。
発売から約2年が経過し、色々な所有者の方たちからの口コミなどを目にするようになりました。
そのコメントの中では「ダサい」というコメントを目にします。
しかし、「ダサい」というコメントの反面で「かっこいい」「かわいい」などのコメントも目にします。
感性とは十人十色です。同じものを見ても「良い」と思う人もいれば、「悪い」と思う人もいます。
では、「ダサい」「かっこいい」「かわいい」それぞれのコメントをした方たちはクロスビーのどの部分に対してそのようなコメントを感じているのでしょう。
その部分を探っていき、検証してみようと思います。
目次
クロスビーのエクステリアやスペック
まず、本題のスズキクロスビーを見てみます。
クロスビーにはグレードが2種類(MZ 2WD/MX 4WD)あり、今回はMZ(2WD)を対象にしてみていきます。
下の表はクロスビーMZの画像、基本情報などをまとめたものになります。
(クロスビー グレードMZ 2WD 画像)
エクステリア |
インテリア |
メーターパネル |
シート |
---|---|---|---|
(クロスビー グレードMZ 2WD 基本情報)
価格(税抜き) |
1,855,000円~ |
排気量 |
996 cc |
---|---|---|---|
駆動方式 |
FF |
最高出力 |
73/5500 |
動力分類 |
ハイブリッド |
最高トルク |
150/1700 |
全長×全幅×全高 |
3,760mm×1,670mm×1,705mm |
過給機 |
ターボチャージャー |
前後輪サイズ |
175/60R16 |
使用燃料/L |
レギュラー/32L |
最小回転半径 |
4.7m |
モーター最高出力(kW) |
2 |
車両重量 |
960kg |
モーター最高トルク(N・m) |
50 |
定員 |
5人 |
燃費(JC08モード) |
22.0 km/L |
|
|
実燃費 |
15.22km/L |
以上がクロスビー グレードMZ 2WDの画像と基本情報になります。
以降では口コミに寄せられていたコメントの真相に迫ってみたいと思います。
クロスビーがダサいという意見
「クロスビーはダサいのか」について調べると、コメントをしている方の多くは男性でした。
女性目線からの「ダサい」というコメントは見かけられませんでした。
では、マイナスコメントをいくつか取り上げて検証していきます。
-
1.ハスラー、MINI CROSSOVERに似ている
この意見が最も目についた気がします。
下はクロスビー/ハスラー/MINI CROSSOVERを比較した画像になります。
ハスラー |
クロスビー |
MINI CROSSOVER |
---|---|---|
3車両を横並びにして比べてみると、私見ですが確かに3車両はエクステリアのみだけでしたら似ていると思います。
2. 軽四と変わらないサイズで間違えられる
確かにあまり車について詳しくない人だったら、そのようなことがあるかもしれません。
では具体的にサイズを比較してみます。
下の表は3車両と2019上半期に最も売れた普通車プリウスを比較した表です。
単位:mm |
ハスラー |
クロスビー |
MINI CROSS
OVER |
プリウス |
---|---|---|---|---|
全長 |
3,395 | 3,760 | 4,315 | 4,575 |
全幅 |
1,475 | 1,670 | 1,820 | 1,760 |
全高 |
1,665 | 1,705 | 1,595 | 1,470 |
軽四車に間違えられる最も高い要因は全長だと思います。
クロスビーとハスラーの差は365mm。次にクロスビーとMINI CROSSOVERとの差は555mm。そしてクロスビーとプリウスの差は815mmです。
この項目ではクロスオーバーSUVのコンパクトカーを謳っているだけあってやはり軽四にグッと寄せたサイズで作られています。
つまり、SUVと謳いながら軽四寄りの小さく同メーカーの人気車種に似ているそのエクステリアから「ダサい」という印象が残ってしまっているのではと思います。
上記だけでも「似ている」「小さい」ことはわかりますが、私は「ダサい」とまでは言うのはどうかと思います。
他にも、クロスビーだけではありませんが、辛口評価(口コミ)というのはあるものです。
クロスビーについての辛口評価についてもまとめていますので、興味がありましたら目を通して見てください。
>> 【最新】クロスビーの辛口評価を口コミ情報から探してみた結果にびっくり!
以降でその理由を交えて販売実績を見ていこうと思います。
クロスビーの販売実績
ここまででは「ダサい」をメインにして話を進めてきました。
では、「ダサい」意見は新車販売実績に影響しているのか気になります。
実際の新車販売実績はどうなのでしょう。
クロスビーの2019年上半期の新車販売台数を見てみます。
下の表は2019年上半期新車販売台数ランキング(途中省略)です。
順位 |
車名 |
メーカー |
本年累計(台) |
前年比(%) |
---|---|---|---|---|
1 |
プリウス | トヨタ |
70,277 |
109.8 |
2 |
ノート | 日産 |
68,543 |
93.4 |
3 |
アクア | トヨタ |
60,349 |
91.2 |
~ |
~ |
~ |
~ |
~ |
32 |
トール | ダイハツ |
15,707 |
132.0 |
33 |
CX-8 | マツダ |
14,790 |
80.1 |
34 |
シャトル | ホンダ |
13,892 |
85.4 |
35 |
クロスビー | スズキ |
13,852 |
77.3 |
36 |
デリカD5 | 三菱 |
11,924 |
164.9 |
37 |
カムリ | トヨタ |
11,723 |
97.2 |
次に2019年上半期のSUV部門新車販売台数を見ていきます。
下の表は2019年上半期のSUV部門新車販売台数(途中省略)です。
順位 |
車名 |
メーカー |
本年累計(台) |
---|---|---|---|
1 |
ヴェゼル | ホンダ |
33,445 |
2 |
C-HR | トヨタ |
32,221 |
3 |
エクストレイル | 日産 |
22,603 |
~ |
~ |
~ |
~ |
9 |
CX-8 | マツダ |
14,790 |
10 |
クロスビー | スズキ |
13,852 |
11 |
CR-V | ホンダ |
9,590 |
12 |
UX250H | レクサス |
7,236 |
13 |
CX-3 | マツダ |
6,699 |
14 |
ジムニーワゴン | スズキ |
6,473 |
上記の表はあくまで2019年の上半期の表なので、まだ順位の変更はあるかもしれませんがクロスビーは13,852台の販売実績がありホンダCR-Vを大きく離しています。(予算の問題などもあるとは思いますが。)
私見としてはSUV部門で10位という成績には良い意味で少し驚きました。
ただし、前年比の77.3%というのは少し気になるところです。
次では全く正反対の意見に着目して検証していきたいと思います。
ネガティブな意見がある反面「かっこいい」「かわいい」と正反対の意見
クロスビーは確かに「ダサい」というコメントも見かけます。
しかし、それ以上に「良い」「かわいい」の意見も調べていく上で多くみられました。
ここでは「良い」「かっこいい」「かわいい」などの意見がどのようなことに対してコメントしているのか、調べていく上で以下のようなコメントを多く見かけました。
-
1.MINIに似ていてかわいい
上記では「ダサい」と言われていたMINIに似ているエクステリアも人の好みでは「かわいい」と受け入れる人も結構いて、この感じのコメントはよく見かけました。
人によっては「MINIよりもかわいい」と感じている方たちもいるようです。
-
2.ハスラーよりもかわいい
上記の画像から見てもわかりますが、よく見ればクロスビーの方が丸みを帯びたデザインになっています。
開発者の方が「女性にも長く愛されるフォルを」と取り入れたデザインが見事に当たっているのがわかります。
ハスラーからの乗り換えという方もいて「一目惚れした」なんて方も多くみられました。
-
3.ハスラーよりもかっこいい
男性からの「かっこいい」「お洒落」というコメントもよく見られました。
「人気のあるハスラーの格好よさに更にどっしりと力ずよくした感じだ」と男性からのコメントでもハスラー絡みの良いコメントも多く、似ていることと理解しているうえで購入している方も多々いらっしゃいました。
-
4.カスタムを施して更にかっこよく
あえてカスタムを視野に入れて購入し楽しんでいる方もいるようです。
カラーバリエーションやカスタムパーツなどが豊富で遊び心をくすぐる要素が多く含まれていると思います。
下の画像はカスタムパーツの一部をまとめたものです。
エクステリアカスタム |
インパネカスタム |
ルームミラーカスタム |
---|---|---|
エンブレムカスタム |
室内照明カスタム |
リモコンカスタム |
スズキからオプションで発売されている一部をまとめましたが社外品なども取り入れている例も多く、「自分好みのクロスビー」を作り上げていくのも面白そうだなと感じました。
なぜ正反対の意見や印象が出るのか?
一言でいえば、個人の感性の違いと言ってしまえばそれまでです。
クロスビーはクロスオーバーSUVというコンセプトで発売されました。
しかし、グループ分けするならば当然SUVにあたるわけで今時点で発売されているSUV車のほとんどが車体が大きく、クールでシャープなデザインが主流なためにまだ「遊び心を持ったクロスオーバーSUV」が受け入れられていないのかもしれません。
ただ、一部では「遊び心を持ったクロスオーバーSUV」を受け入れ「かわいい」と思ったり「かっこいい」と思ったりしている方たちも多くいます。
その「遊び心を持ったクロスオーバーSUV」をそれぞれの人たちが受け入れるか、受け入れないかが「ダサい」「かわいい」「かっこいい」の分かれ目になっているのではないかと私は感じました。
まとめ
「クロスビーはダサい?」
私はダサいとは思いません。かっこいいと思います。
ここまでの話をすると、もしかするとクロスビーはSUV部門に風穴を開ける存在になるかもしれません。
これを機会に「遊び心を持ったSUV」が次々と発売されれば、私達購入側も車選びがもっと楽しくなることは間違いないと思います。
クロスビー 値引き最大化の秘策
クロスビーを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
クロスビーも安全装備の充実等により車両本体価格が約200万円と高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きはクロスビーを販売するスズキ社だけでなく各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略です。
だからといって、諦める必要はりません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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