スズキから発売されているクロスビーは2017年の年末に発売が開始され3年が経過し、最初のマイナーチェンジも実施されました。
ハスラーのワイド版を求める方も多かったこともあり、クロスビーは発売以来、非常に注目を集めていますが、実際のところその評価や口コミが気になるところです。
評価・口コミ情報は余程悪くない限り良い評価が多いのですが、今回はあえて辛口評価にも意識を向けて口コミ情報からの評価をまとめてみました。
具体的には、クロスビーの評価をエクステリア、インテリア、動力性能等の各評価項目について口コミからチェックし、最後に辛口評価を集めてみました。
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目次
エクステリアに関する評価・口コミ
クロスビーのエクステリアはスズキのベストセラーカーであるハスラーによく似ています。なんとなくイグニスにも似ています。
ハスラーはライバル不在の人気車種ですが、軽自動車ということもありサイズ面で大きな制約があります。このような背景がありワイド版のハスラーワイドの発売が待たれていました。
そんな時、クロスビーの発売が発表されました。
見た目は、「はっ!」と思うほどハスラー激似のエクステリアでした。
具体的な評価・口コミを見てみましょう。
- クロスビーは見た目が気に入って購入しましたが全く飽きないデザインで、ハスラーと比べられることが多いですが、軽自動車のハスラーと比べるとサイズの制約がなくなった分だけ丸みを帯びたデザインが気に入っています。
- MZを購入しましたが、フロントグリルのデザインがハスラーのマイナーチェンジ後の横ラインのデザインであればより良いと思ったものの今では慣れました。
- ハスラーと似ていると言われるクロスビーですが、近くからみると特に後からみたシルエットがクロスビーの方が良いデザインだと思います。
- クロスビーのエクステリアは曲面が上手に使われておりおしゃれです。
- クロスビーはSUV車とは思えないほど可愛いデザインで好きです。
- ハスラーを大きくしたのがクロスビーと言われますが、じっくりとパーツひとつひとつを見てみると、ハスラーとの共通点はひとつもなく、かなりグラマラスで安っぽく見えません。
- クロスビーは最近流行りのSUV車と異なり独特なスタイリングで気に入っています。
- 和製miniを感じさせる外観で飽きないデザインですね。
クロスビーのエクステリアに対する評価・口コミをみると、ハスラーに似すぎというネガティブな評価も無いことはないのですが、全体的にはハスラーと同じコンセプトというところは評価されています。
軽自動車から普通車になったサイズの余裕を活かしたグラマラスな造形は高い評価を受けているようです。
ただ、一部でフェンダーまわりの剛性の不足を指摘する意見もありましたね。
デザインが気に入って購入された方も多いですね。
インテリアに関する評価・口コミ
具体的な評価・口コミを見てみましょう。
- インパネは光沢が効いています。光沢が効いていると気になるのが反射ですが、運転に支障が出るような光沢ではなく、思ったほど気になりません。
- クロスビーのインテリアは他の車にないような色使いがされていますが、安っぽさも感じないので気に入っています。
- クロスビーのインパネは白(ベージュ)が使われています。他の車種ではあまり見かけないので好みが分かれるところだと思います。ただ、スポーツ車では白が使われることもあるためスポーティーな色使いとも言えそうです。また、コンパクトな室内空間のわりに収納スペースが多く用意されているのも良いですね。残念なのはラゲッジスペースで、スペアタイヤを搭載する場合はこのスペースが使われ収納スペースが減るからです。
- クロスビーには3.5インチのマルチインフォメーションディスプレイが装備されていますが、予想以上に役に立っています。
- クロスビーはアウトドアを意識した車ということもあり、シート素材にも工夫がされています。例えば、シートに飲み物をこぼした場合でも軽く拭き取るだけで大丈夫です。子供を乗せる場合は食べ物や飲み物をこぼすことが多いため重宝します。
- クロスビーには、後部座席にテーブルが用意されています。思いの外このテーブルが便利です。
- インテリアに関しては、可もなく不可もなくといった印象です。
- インテリアは思っていた以上の出来で、車内が明るく感じます。
- 思っていた以上にインテリアは価格に見合っていないと感じました。シートも柔らか過ぎですので、購入を検討する時は、試乗して確認することをオススメします。収納に関してはたくさん用意されており満足しています。
- ホワイトのインパネはアクティブをイメージさせる一方で、安っぽさを感じさせてしまうリスクがありますが、クロスビーに関しては安っぽさはないですね。
- 白基調のダッシュボード周りが清潔感があり気に入っており、インフォメーションディスプレイも情報が見やすいです。
- インテリアの使い勝手は悪くなく、むしろ、さすが小型車に強いスズキだと感じる作りとなっています。限られた小さなスペースに十分な収納スペースが設けられています。
- シートの乗り心地は軽自動車と比べると当然ですが疲れにくくなっています。
クロスビーのインテリアはホワイト基調で、そこは評価が高いのですが、口コミでは、価格を考えると高級感、質感は不足気味ということのようです。
ただ、女性の目からみるとかわいい内装に見えるという意見もありました。
一方で収納スペースは多いようで、このあたりを評価する口コミもかなりみかけました。
動力性能に関する評価・口コミ
具体的な評価・口コミを見てみましょう。
- 街乗りでは気にならないロードノイズが速度が80km/hを超えると気になり始めます。更に速度が100km//hを超えるとロードノイズだけでなく風切り音も気に鳴り始めます。
- 加速性能は良いと思います。加速時にアクセルを踏み込むとエンジン音が響きますがエンジン音も気持ちいいサウンドになっています。
- クロスビーに採用されているダウンサイジングターボは優秀で加速時にもたつくこともありません。
- エンジンパワーは決してスポーティさは感じさせませんが、スポーティーなエンジンフィールを求めなければ十分なパワーでストレスも感じません。
- クロスビーのエンジンは「1000ccターボ+6速AT」が採用されていますが、車体重量が軽いこともあって良好です。
- クロスビーとマイルドハイブリッドエンジンの組み合わせは相性が良く、スタート時もストレスなく発進できます。
- クロスビーは車重が軽いので加速時のストレスはなく快適です。
- パワフルなエンジンでスイスイ走れて運転が楽しいです。
- クロスビーには4つの走行モードが用意されていますが、スポーツモードはパワーを感じさせ、スノーモードは雪国に住んでいるので活躍しています。
- クロスビーにはスポーツモードが設けられていますが、実際に乗ってみるとスポーツモードが必要ないくらいよく走ります。
- クロスビーの排気量は1Lですが、「本当にリッターカーなの?」と思わせる走りをします。
クロスビーのパワーユニット1リッターの3気筒直噴ターボエンジンで、最高出力73kW(99PS)/5,500rpm、最大トルク150Nm(15.3kgm)/1,700-4,000/rpmと、ほぼ1.5リッター並みの出力を発揮します。
これに最高出力2.3kW(3.1PS)1,000/rpm、最大トルク50Nm/(5.1kgm)/100rpmのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムです。
この動力性能は、口コミをみても非常に評価が高いようです。
低回転域からトルクが発生して、アクセルを踏み込んだときの瞬発力も高く、急な坂道もものともしないようです。
高回転域の伸びも良く、FFなら960キロ、4WDでも1,000キロの車重を考えると十分すぎる動力性能のようですね。
走行性能に関する評価・口コミ
具体的な評価・口コミを見てみましょう。
- クロスビーは車体がコンパクトなこともあって小回りが効きます。ただ、車体がコンパクトであっても軽すぎることもなく横風に吹かれても流されることはありません。
- クロスビーに採用されているトランスミッションはCVTではなく従来型のステップAT(6速)が採用されています。燃費面で気になる部分はありますが、走りについてはパワフルです。
- スポーツカーのような走行性を求めるのではなくファミリーカーと考えれば走りにストレスは感じません。
- クロスビーはアウトドアで走りについてもパワーがあるようなイメージがありまが、ファミリー向けと考えると満足出来るレベルです。
- 車重が軽いので走りは軽やかですが、ハンドルやアクセルの反応は少し遅く感じます。
- 6速ATとの愛称が良いからか、低速からでもスムーズな立ち上がりを見せてくれ、街中でも60km/L程度のなら回転数の低く抑えられるため静かです。
- 4WDにはスポーツモードやスノーモードなど4つのモードが用意されており、場面に応じて切り替えられるのが嬉しい。スポーツモードで走るとリッターカーと思えないほど速いが、4WDが電子制御でないのは残念です。
- サスペンションセッティングは柔らかすぎず固すぎずでコーナーでもしっかりと踏ん張ってくれるので安定感があります。
- 予想に反し、高速道路での高速走行、ワインディングロードでのコーナー連続でも粘り強いです。
車の走行性能に影響を与えるひとつがサスペンションです。
クロスビーのサスペンションはというと、前輪がマクファーソンストラット式、後輪が トーションビーム式です。
クロスビーのサスペンション自体はこのクラスの車としては標準的なものですが、前後輪ともちゃんとスタビライザーは組み込まれています。
足回りは柔らかめの設定なので、突き上げ感もなく、当然ロールはありますが、気になるようなレベルではないようです。
荒れた道での追従性も悪くないようです。
ただ、辛口な意見もあって、街乗り重視なので、オフロード性能はもう一つとか、あまり高速走行を考えたセッティングではないという口コミもありましたね。
乗り心地・室内空間に関する評価・口コミ
具体的な評価・口コミを見てみましょう。
- 運転席の乗り心地と助手席や後部座席の乗り心地を比べると、運転席の乗り心地は問題ないものの、助手席と後部座席では揺れが大きく感じますし、エンジンノイズを大きく感じます。
- 多少の突き上げ感は感じるものの、シートが柔らかいかく衝撃を吸収してくれているのかわかりませんがあまり不快ではありません。
- 車内で感じるノイズに関しては静かです。乗り心地については、ファミリーカーと考えると全く問題はありません。
- 高速道路での走行については、100km/h以下で走る分には問題ありません。しかし、カーブが続くような山道を走行する時はロールが気になるため運転はより慎重になります。
- 乗り心地は柔らかく、地面からの突き上げは感じません。
- 乗り心地は柔らか過ぎるように感じます。その影響か後部座席では振動が大きく不快感を感じます。
- クロスビーのシートは柔らかめの設定となっています。シートが柔らかいと長距離走る際は疲れやすいと言われるので好き嫌いが分かれるかもしれませんね。
- 個人的にはクロスビーの乗り心地については良くなく、軽自動車のシートをちょっとだけ良くしたレベルだと感じました。
クロスビーの乗り心地は、比較的柔らかいサスペンションと肉厚なシートのおかげて、かなり快適なようです。
室内空間はリアも含めて広く、リアにもスライドが付いているのは口コミでも高評価でした。
荷室は後部座席を倒せば十分な広さなのですが、口コミでも後部座席乗車時の荷室の狭さは指摘されていましたね。
クロスビーの乗り心地に関しては下記の記事で詳細に説明していますので御覧ください。
>> クロスビーの乗り心地が悪いから疲れるのはシートが原因?改善方法についても
>> クロスビーの乗り心地は運転席と後部座席では違う?2WDと4WDでは?
燃費に関する評価・口コミ
具体的な評価・口コミを見てみましょう。
- 燃費はおおよそ「11km/L~12km/L」の間です。ただ、冬場はリッターあたり1km/L~2km/Lは悪化します。
- 街乗りで「13km/L~14km/L」、高速で「17km/L~18km/L」です。
- 街乗りで「15km/L」です。
- 概ね「15km/L」を下回ることはありませんので良好です。
- 平均すると「14km/L」程度です。
- 街乗りだと平均で「15km/L」程度で、高速を使い遠出すると平均「19km/L」です。
- 燃費に関しては概ね満足しており、平均17km/L~18km/L程度です。
- 燃費は思っていたよりはよくなく、平均で14km/L程度です。しかし、4WDなのと、運転していて楽しいためアクセルを踏み込む機会が多かったことが永久しているかもしれません。アクセルワークを気にして運転するともう少し燃費も良くなるかも。
クロスビーの燃費は、CVTではなく6速ATのおかげもあって、カタログ燃費との乖離は小さいようです。
ただ、ガソリンタンクが小さいことは口コミでも低評価でした。FFで32リッター、4WDでは30リッターしかありませんからね。
口コミ情報によると、街乗りの平均が「13km/L~15km/L」が多く、高速で「17km/L~18km/L」という報告が多いですね。
クロスビーの燃費に関しては下記の記事で詳細に説明していますので御覧ください。
>> クロスビーの燃費が実際悪くない理由と燃費向上に効果的な対策【2WD・4WD】
クロスビーに対する辛口評価
ここまで、クロスビーに関する評価情報をエクステリア、インテリア、動力性能、走行性能、乗り心地・室内空間、燃費について見てきました。
お気づきだと思いますが、クロスビーに対して否定的な辛口評価は今回の調査では見受けられませんでした。ちょっとびっくりしました。
もっと辛口評価があると思ったのですが・・・
強いて言うなら次のような辛口意見があったくらいです。
-
- インテリアに関しては高級感をまったく感じられなかったので、もし購入するなら覚悟して購入した方が良いでしょう。
- 車の大きさともあり、クロスビーに家族4人泊まりキャンプに行く場合、ラゲージルームが狭すぎます。
- クロスビーはミニバンではないものの腰高の車であるため、カーブでハンドルを切るとそれなりにロールがあり傾きます。
- エンジンノイズはアクセルを踏み込むとその分大きくなったことが感じられる。
インテリアに関する辛口評価に「高級感」がありますが、クロスビーの車格からすると、それほど高級感を求めている方も多くないと推測できますので、全体的には否定的な意見が少ないのでしょう。
ラゲッジルームが狭すぎるという評価は納得できる評価ですね。クロスビーは軽自動車のハスラーより大きいといっても決して全長も全幅も大きいわけではありません。しかも、ミニバンのようにボンネットが小さいこともないため荷物を積むスペースが小さいのも仕方ないですね。解決策を考えるとすれば、ルーフボックスを取り付けることでしょうか。
ロールがそれなりにあるという評価も、舗装された路面だけでなくアウトドアでの走行も想定していまので、サスペンションが柔らかめにセッティングされているのも仕方ないですね。サスペンションが軟かくなるとロールが増えるのは仕方ないことですしね。
エンジンノイズに関しても、クロスビーが高級車のようにノイズ対策を念入りにしているわけではないので、ある程度仕方ないとも言えますね。
クロスビーを購入して後悔しないポイントについて別記事でまとめていますので、興味がありましたら御覧ください。
>> クロスビー購入で後悔しない3つのポイント!用途、シート、荷室で考えてみた
まとめ
スズキ クロスビーの口コミの評価は全体的に好意的なようです。
ネガティブな評価は荷室の広さ、ガソリンタンクの小ささといったところでしょうか。
内装についての評価は分かれていますが、質感が足りないとみるのか、シンプルでセンスがいいとみるのかは難しいところですね。
PS:
クロスビーには同じスズキの軽自動車であるハスラーしかライバルがいないこともあり値引きは厳しい状況が続いています。
しかし、そんなクロスビーでも値引きに頼らずに限界値引きから更に安く購入する方法があります。
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クロスビー 値引き最大化の秘策
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クロスビーも安全装備の充実等により車両本体価格が約200万円と高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きはクロスビーを販売するスズキ社だけでなく各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略です。
だからといって、諦める必要はりません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
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