スズキのクロスビーは地域や年齢に偏りが無く、女性購買者が35%と高く、男女関係なく幅広く売れているようですね。
そうなると、お子さんのいらっしゃる家庭で購買を考えている方も多いと思われますので、子育て家族向けファミリーカーとしてどうなのかが気になります。
ここでは、子育て家族向けファミリーカーとしてどこが重要かを整理し、クロスビーはファミリーカーとして向いているのか、向いていないのかをチェックしていきます。
目次
子育て家族向けファミリーカーとしてどこが重要か
ここでは、子育て家族向けファミリーカーとして重要なポイントを提示していきます。
- 後部座席が広いこと
- 後部座席のアイポイントが高いこと
- 後部座席に乗り降りがしやすいこと
- 内装が水や汚れに強いこと
- チャイルドシートが装着しやすく、使いやすいこと
- ベビーカーを載せやすいこと
後部座席が広いこと
クロスビーに限らず、お子さんを乗せる場所は後部座席の場合が多いでしょう。
そうなると、足元を含めた後部座席の広さは重要になります。
子どもは小さくても、いや小さいからこそ、長距離ドライブにはゆったりとした空間が必要なのです。
後部座席のアイポイントが高いこと
ドライブを一緒に楽しんだり、外の景色を眺めるためには「目線が高い」ことも大事になってきます。
ロングドライブでは、外が見えるだけで退屈を紛らわすことができますし、乗り物酔いも防ぐことにも有効なのです。
後部座席に乗り降りがしやすいこと
どんな車でも前席へのアクセスはしっかりと確保してありますが、後席へのアクセスは車によって差があるものです。
ファミリーユースの場合はお子さんが後部座席に座ることも多いですし、そうでなくても後部座席への乗車が多くなります。
そうなると、通常ユース以上に後部座席へ乗り降りがしやすいことは重要なのです。
内装が水や汚れに強いこと
ファミリーユースの場合は、アウトドアやキャンプ、海水浴、スキー&スノボなど、汚れたりぬれたりする局面が多いのは確かです。
また、特に小さなお子さんは飲み物をこぼしたり、食べ物を落としたりと、内装の汚れは防ぎようがありません。
そういう場合は、内装が水や汚れに強いことはとても重要なポイントになってきます。
チャイルドシートが装着しやすく、使いやすいこと
日本では、6歳未満の子ども全てにチャイルドシート着用の義務があります。
6歳になっても、そのままではちゃんとシートベルトが装着できませんから、ジュニアシートを装着することになります。
そうなると、少なくともチャイルドシートの装着が必要ですが、取り付けが面倒な上に、ちゃんと装着できないと危険ときています。
そこで重要なのが「ISOFIX対応車」であることです。
引用元:https://clicccar.com/2020/01/27/939904/
ベルト固定式がシートベルトで固定するのに比べ、ISOFIX方式はチャイルドシートの固定用アンカー(ロアアンカー)と、上部を固定するデザートップアンカーで固定します。
この方式なら、簡単に着脱できるうえに確実に固定できるので安全性も申し分ないのです。
ベビーカーを載せやすいこと
小さなお子さんがいらっしゃる場合は、車移動と言えどもベビーカーは必須です。
しかし、ベビーカーって車に載せにくいし、載せると場所を取るんですよね。
ベビーカーを載せやすいこともファミリーカーとしては重要です。
クロスビーは子育て家族向けファミリーカーに向いているか
では、先ほどのポイントに沿って、クロスビーは子育て家族向けファミリーカーに向いているかどうか、チェックしていきましょう。
- 後部座席が広いこと
- 後部座席のアイポイントが高いこと
- 後部座席に乗り降りがしやすいこと
- 内装が水や汚れに強いこと
- チャイルドシートが装着しやすく、使いやすいこと
- ベビーカーを載せやすいこと
後部座席が広いこと
クロスビーの後部座席は前後にスライド調整することが可能です。
スライドが一番前でも足元には余裕があるのですが、最大165mmのスライド量いっぱい使って一番後ろまでスライドさせると、足元のスペースは相当の余裕があります。
大人の男性でもひざ元に握りこぶし2個半ほどの余裕が出ますからゆったりと座れます。
ヘッドクラランスも長身の男性でも大丈夫で、ヒップポイントが高いのにこの余裕という感じです。
広さとは関係ありませんが、スライドに加えてリクライニングがあるのもいいですね。
ただ、スライド機能は荷室の広さとトレードオフ、目いっぱい後席を下げると荷室が残念なほど狭くなってしまいます。
後部座席のアイポイントが高いこと
クロスビーのサイズですが、後部座席がフロントシートよりずいぶん高いのがわかりますか。
トールワゴンの場合はルールに余裕があるので、後部座席に行くに従ってシート位置が高くなるのですが、クロスビーもその例にもれません。
これなら、高いアイポイントで快適なロングドライブが楽しめそうですね。
後部座席に乗り降りがしやすいこと
まず、クロスビーの後部座席への乗降についてはハンデがあります。
同クラスのトール/ルーミー/ジャスティは両側スライドドアを備えているのに、クロスビーは通常のヒンジドアだからです。
スライドドアならドアを大きくできますし、狭い場所でもドアをフルオープンにできるので、乗り降りに関してはヒンジドアを圧倒するのです。
スライドドアは車の剛性を損なうのでSUVにはまず採用されません。
クロスビーの場合はクロスオーバーSUVで、剛性はそこまで重要かどうかはわかりませんがが、SUVを名乗る以上、スライドドアの採用はあり得ないでしょう。
引用元:https://autoc-one.jp/hikaku/5001094/
しかし、クロスビーは後部座席についてはこのクラスとしては十分な開口部を持っていますし、ドアが3段式オープンなので、狭い場所でも安心して使うことができるのです。
内装が水や汚れに強いこと
クロスビーのシートは撥水加工してありますから、子どもが飲み物をこぼしたり、食べこぼしがあったり、遊んだ後の泥汚れなんかも気にしなくてみます。
「HYBRID MZ」と「HYBRID MV」の後席背面とラゲッジフロアは防汚仕様になっていて汚れを拭き取りやすい素材を採用しています。
これならアウトドアでぬれたり汚れたりしたものを載せても安心ですね。
また、ラゲッジ下にはアンダーボックスがあって、水洗い可能なので、特に濡れたり汚れたりしたものを積むのに重宝しそうです。
チャイルドシートが装着しやすく、使いやすいこと
引用元:https://car-me.jp/usedcars/399792460
クロスビーは「ISOFIX対応車」です。
そういう意味では、この項目は合格です。
これがクロスビーに装備されているISOFIX方式のチャイルドシートの固定用アンカー(ロアアンカー)です。
この部分に「純正チャイルドシートISOFIX対応タイプ用ベースシート」というものを装着して、そこにベビーシートやチャイルドシート本体を取り付けるのです。
純正パーツで、ベースシートは38,500円、ベビーシートも38,500円、チャイルドシートは60,500円ですが、ここなら少し安く買えるようです。
ベビーカーを載せやすいこと
これはクロスビーの荷物の積載例です。
ベビーカーが妙に簡単に積んでありますよね。
クロスビーのラゲッジ空間はどちらかというと狭いのですが、ラゲッジフロアを跳ね上げれば先ほど紹介した床下収納と一体的に使うことができるのです。
そうすれば、大きく場所を取るベビーカーがこんなにスッキリと詰めてしまうのです。
クロスビーの積載量については下記の記事でまとめていますので参考にして下さい。
>> クロスビーの積載量!ロードバイク、ベビーカー、ゴルフバックは何個積める?
まとめ
ここでは、クロスビーは子育て家族向けファミリーカーとして向いているのか、向いていないのかをチェックしてきました。
あった方が望ましいスライドドアは備えていませんし、後部座席を広くすることはできるけど、かわりに荷室が狭くなるというような問題はあります。
しかし、後部座席のアイポイントが高さや、乗降性、内装の水、汚れ対策、チャイルドシートのISOFIX対応など、十分ではないにしろかなりの適性はありそうです。
一番気になるのは、後部座席の広さと乗降を含めた快適性ですから、このあたりはディーラーに行って、しっかりチェックしておきましょう。
その際は、子どもが数年後大きくなった時のこともしっかり想像して確認しましょう。
クロスビー 値引き最大化の秘策
クロスビーを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
クロスビーも安全装備の充実等により車両本体価格が約200万円と高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きはクロスビーを販売するスズキ社だけでなく各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略です。
だからといって、諦める必要はりません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
>> 目次ページに戻る