スズキクロスビーの購入を考える時、ナビをどうするかは結構大きな問題です。
「純正オプション」にするのか、「社外品」にするのかも悩みどころですし、純正オプションにだっていろんな機種がありますからね。
ここでは、そんなクロスビー ナビの純正オプションと価格、そして社外品もチェックしておきましょう。
ナビの情報については「2021年5月19日」現在の情報を掲載させて頂いております。
目次
クロスビー ナビの純正オプション
クロスビーの純正ナビとしては、全部で3つのモデル、3つもメーカーから発売されており、各モデルには8インチと7インチが用意されていましたが、マイナーチェンジでハイグレードモデルに9インチナビがラインナップされました。
まとめたものが下記表となります。
項目 | メーカー | 全方位モニター対応 | 地図データ無料更新期間 |
---|---|---|---|
スタンダードプラスモデル | パナソニック | ● | 最長5年 |
スタンダードモデル | パナソニック | ● | 最長5年 |
ハイグレードモデル | クラリオン | ✕ | 最長3年 |
エントリーモデル | ケンウッド | ✕ | 最長3年 |
《全方位モニター》
クロスビーに全方位モニター対応ナビを装着する場合、クロスビーのメーカーオプションである全方位モニター用カメラパッケージの装着が前提になります。
全方位モニター用カメラパッケージは、フロント、リア、サイド2カ所の計4カ所に設置されたカメラで、真上から見ているかのような映像を映し出せますし、車の死角も確認できるのです。
ただ、全方位モニターについてはですが、クロスビーには必要ないという意見も見られます。
全方位モニターと社外ナビや後付について下記の記事でまとめていますので参考にして見てください。
>> スズキ(クロスビー)全方位モニターはいらない?社外ナビや後付け可能?
Standard Plus Model
【パナソニック製】(全方位モニター対応)
クロスビーのアクセサリーとして用意されているパナソニックのナビは2種類あるのですが、このナビは高機能モデルのナビです。
パナソニック製ですが、市販モデルではなく、スズキオリジナルモデルとなっています。
モニターの大きさは「8インチ」と「7インチ」が用意されています。
今回ご紹介する純正ナビの中で最高級というだけあり、次のような特徴があります。
- 全国の市街地100%カバー
- 対話型音声認識スマートフォンアプリ「Drive T@lker」対応
- ハイレゾ・HDMI接続
まずは、ナビとしての地図ですが、全国の市街地100%対応となっています。
音声認識対応ということで、ナビに向かって話しかけることで、目的地検索や設定が行えるため、操作が簡単になります。
更に、このナビは対話型音声認識スマートフォンアプリ「Drive T@lker」に対応していますので、スマートフォンの音楽を聞けるだけでなくナビの目的検索も行えます。
- また、AV機能も進化しハイレゾ対応となりHTMI接続にも対応しました。
価格は取付費込みで8インチモデルが168,905円、7インチモデルが146,905円です。
Standard Model
【パナソニック製】(全方位モニター対応)
初代クロスビーではパイオニア製でしたが、マイナーチェンジでパナソニック製となりました。
このナビのモニターも大きさは「8インチ」と「7インチ」が用意されています。
このナビには、次のような特徴があります。
- 全国の市街地100%カバー
- 高速道路逆走探知注意喚起機能
- リアルタイムの渋滞・規制を考慮したルート案内(スイテルート案内)
先程ご紹介したパナソニック製ナビと比較すると「音声認識対応」が未対応となっています。
価格は取付費込みで8インチモデルが149,105円、7インチモデルが127,105円です。
今回ご紹介している4商品の中で唯一「逆走注意喚起未対応」モデルとなります。
high-grade Model
【クラリオン製】(全方位モニター非対応)
このナビはクロスビーの純正ナビの中で最高級グレードのナビになります。
クラリオン製のナビで、このナビも市販モデルではなく、スズキオリジナルモデルとなっています。
モニターの大きさは「9インチ」のみが用意されています。
クロスビー純正ナビの中で唯一の9インチモニター搭載ナビです。
このナビの特徴には次のような機能があります。
- 高精細9型HDノングレアディスプレイ搭載
- 4つのエリアを一画面に表示加納な「Quad View HNI」
- 「SmartDeviceLink」対応
このナビはハイグレードモデルですが、全方位モニターに未対応で逆走探知注意喚起機能にも未対応です。
価格は取付費込みで246,895円です。
【ケンウッド製】(全方位モニター非対応)
ケンウッド製ですが、このナビも市販モデルではなく、スズキオリジナルモデルとなっています。
この商品も「全方位モニター未対応」となっていますので注意してください。
モニターの大きさは「8インチ」と「7インチ」が用意されています。
このナビの特徴は次のようになっています。
- 高速道路逆走探知注意喚起機能
- 音声がはっきりと聞き取りやすい「クリアボイス」
- 高速レスポンス実現
価格は取付費込みで8インチモデルが144,485円、7インチモデルが108,020円です。
iPhone/iPad接続について
ここまで4つの純正ナビをご紹介してきましたが、「iPhone/iPad接続」からの音楽再生や動画視聴の可否についてご紹介します。
結論から言うと、『音楽再生は全ての機種で可能』です。
しかし、動画視聴するためにはナビとHDMI接続することが条件となります。
よって、動画視聴に関しては、『パナソニック製の「Standard Plus Model」とクラリオン製の「high-grade Model」が現時点では対応可能』となります。
走行中のテレビ視聴を可能にする取り付けキット
純正ナビは基本的に車の運転中は事故防止のためナビの操作やテレビを視聴することは出来ないようになっています。
とは言っても、同乗者に子供がいる場合などはテレビ視聴をせがまれることも少なくないのが現状でしょう。
そのような場合、下記のような取り付けキットでナビを接続すると車を走行中にテレビやDVDの視聴は可能となり、ナビの操作も可能となります。
ただし、車運転中のテレビ・DVD視聴やナビ操作は運転ミスによる事故を誘発しますので、自己責任において最新の注意を行ってください。
もし、お金をかけたくないのであれば下記の動画を参考にしてみてはいかがでしょうか?
100円以下で出来るそうです。
ご覧頂くとわかりますが、こんなに簡単なのかと感じますね。
使うのは、100均で売っている接続のネクターと配線だけです。
8インチと7インチ
クロスビーの純正ナビには8インチモニターと7インチモニターがそれぞれの商品に用意されています。
概ね価格差は2万円か2.5万円といったところです。
どちらを選ぶのかは好みの問題になるのですが、おすすめは8インチです。
なぜなら、たった1インチかもしれませんが、視認性は間違いなく8インチのほうが良くなります。
特に、40歳以上の年齢の方には出来るだけ画面が大きいモニターがおすすめです。
次は、社外品ナビを見ていきましょう。
社外品ナビ
クロスビーの全方位モニター用カメラを利用するとなると、現状では社外品は取付け不可能です。
当初はクロスビーの全方位モニターカメラを社外品モニターに取り付け不可でしたが、現時点では次の様な接続アダプターを使うことができれば社外品にだって接続できますので、ナビ選びの選択肢が広がりますよ。
全方位モニター用カメラパッケージ自体はナビ抜きでもオプション設定可能ですが、これでは意味がありませんからね。
クロスビーに用意されている純正品をご紹介していきましたが、決して最新式のナビが用意されているわけではありません。
また、もっと他のナビが欲しいと思う方もいらっしゃると思います。
次は、純正、社外品両方に人気のパナソニック(ストラーダ)とパイオニア(カロッツェリア)の社外品ナビを確認していましょう。
パナソニック
パナソニックのナビといえば「Strada」と「Gorilla」がありますが、なんと言っても人気なのはStradaです。
Stradaには次の6つのシリーズがラインナップされています。
- Fシリーズ
- RXシリーズ
- RAシリーズ
- REシリーズ
- Zシリーズ
それぞれのシリーズの最新商品は次の通りとなっています。
シリーズ | 商品名 | 年式 | 画面サイズ | イメージ |
---|---|---|---|---|
Fシリーズ | CN-
・F1X10BLD ・F1X10LD ・F1D9VD |
2020年モデル | ・10インチ
・9インチ |
|
RXシリーズ | CN-
・RX06WD ・RX06D |
2019~2020年モデル | 7インチ | |
RAシリーズ | CN-
・RA07WD ・RA07D |
2020年モデル | 7インチ | |
REシリーズ | CN-
・RE07WD ・RE07D |
2020年モデル | 7インチ | |
Eシリーズ | CN-E330D | 2021年モデル | 7インチ |
では、それぞれの商品の特徴を簡単に確認してみましょう。
パナソニック(CN-F10BLD、F1X10LD、F1D9VD)
このナビの最大の特徴は次の通りとなります。
- 大画面(10インチ)
- 有機EL
- ブルーレイ対応(DVD、CD含む)(CN-F10BLD)
- 音声認識
- Ipod(音楽、動画)対応
- Android Auto対応
- ハイレゾ再生
- Bluetooth(Audio/ハンズフリー)対応
- 逆走検知警告/逆走通知アラーム対応
等
ストラーダの最高グレードだけあって何でもありというほどの機能豊富さです。
価格はCN-F10BLDが19万円弱、CN-F10LDが18万円弱、CN-F1D9VDが14万円弱といった感じです。
パナソニック(CN-RX06WD、CN-RX06D)
このナビの最大の特徴は次の通りとなります。
- ブルーレイ対応(DVD、CD含む)
- 音声認識
- Ipod(音楽、動画)対応
- 逆走検知警告/逆走通知アラーム対応
等
画面は7インチですので特別大画面というわけではありません。一般的な大きさですね。
ブルーレイ対応ではあるものの、ハイレゾ再生やAndroid Autoには未対応となっています。
パナソニック(CN-RA07WD、CN-RA07D)
このナビの最大の特徴は次の通りとなります。
- DVD対応(CD含む)
- Ipod(音楽、動画)対応
- 逆走検知警告/逆走通知アラーム対応
等
このクラスになるとブルーレイや音声認識には未対応となりますが、Bluetoothには対応していますのでスマホの音楽を聞くことも出来ますし、USB接続も可能であるのでスマホの充電も問題ありませんので決して機能が少ないということもありません。
価格は8万円弱といった感じです。
パナソニック(CN-RE07WD、CN-RE07D)
このナビの最大の特徴は次の通りとなります。
- DVD対応(CD含む)
- Ipod(音楽、動画)対応
- 逆走検知警告/逆走通知アラーム対応
等
このナビのキャッチコピーは「充実のエンタメ機能!安全・安心のストラーダ」です。
機能的には、CN-RA07WDとそんなに変わりません。
充実のエンタメ機能としてや、CD音源を最大8倍速でSDカードに録音できたり、スマホの音源をBluetoothでストラーダに飛ばして聞くことが出来ます。
価格は8万円弱といった感じです。
パナソニック(CN-E330D)
このナビはベーシックナビという位置づけということもあり、特別な機能は搭載されていません。
価格は7万円弱といった感じです。
パイオニア
パイオニアのナビには次の6つのシリーズがラインナップされています。
- サイバーナビ(8種)
- 車種専用モデル(クロスビー未対応)
- 楽ナビ(14種)
- ハイエンドオーディオカーナビ(2種)
- 業務用汎用カーナビゲーション(7種)
クロスビーの場合は、上記の中でも「サーバーナビ」と「楽ナビ」を購入対象としている方が多いと思います。
ここでは主力製品のサイバーナビをピックアプしてみたいと思います。
タイプ | 商品名 | モニターサイズ | イメージ |
---|---|---|---|
ラージサイズメインユニット | AVIC-CQ911-DC | 9インチ | |
AVIC-CL911-DC | 8インチ | ||
AVIC-
CQ911 |
9インチ | ||
AVIC-
CL911 |
8インチ | ||
200mmワイドメインユニット | AVIC-CW911-DC | 7インチ | |
AVIC-CW911 | 7インチ | ||
2Dメインユニット (180mm) |
AVIC-CZ911-DC | 7インチ | |
AVIC-CZ911 | 7インチ |
各タイプで機能面に違いがあります。
具体的には、「高音質プロセッサー」に対応しているのはラージサイズメインユニットの2機種のみ。
「マルチドライブアシストユニット」及び「通信モジュール」については、AVIC-CL902、AVIC-CW902、AVIC-CZ902については、「ND-MA1」が別売りとなります。
実売価格については下記を参考になさって下さい。
タイプ | 商品名 | 価格 | |
---|---|---|---|
ラージサイズメインユニット | AVIC-CQ911-DC |
|
|
AVIC-CL911-DC |
|
||
AVIC-CQ911 |
|
||
AVIC-CL911 |
|
||
200mmワイドメインユニット | AVIC-CW911-DC |
|
|
AVIC-CW911 |
|
||
2Dメインユニット (180mm) |
AVIC-CZ911-DC |
|
|
AVIC-CZ911 |
|
価格をパナソニックとパイオニアを比較すると、全般的にパイオニアの方が高くなっています。
パイオニア製のナビに関しては、前回調査時よりもラインナップが増えていますね。
まとめ
スズキ クロスビーの純正オプションナビを買うなら全方位モニター対応ナビがおすすめでしょう。
ただ、そうでなければ社外品の価格が圧倒的に安いので、これも含めてしっかりと検討した方がいいでしょう。
オプションの値引きをしっかりと引き出せば、純正オプションでも思いのほか安く装着できるかもしれませんが。
PS:
クロスビーには同じスズキの軽自動車であるハスラーしかライバルがいないこともあり値引きは厳しい状況が続いています。
しかし、そんなクロスビーでも値引きに頼らずに限界値引きから更に安く購入する方法があります。
興味がありましたら↓↓にも目を通して見て下さい。
クロスビー 値引き最大化の秘策
クロスビーを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
クロスビーも安全装備の充実等により車両本体価格が約200万円と高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きはクロスビーを販売するスズキ社だけでなく各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略です。
だからといって、諦める必要はりません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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