雪の季節が訪れると、クロスビーのようなSUV色の車では特に走破性が注目されます。
この記事では、特に雪道でのクロスビーの雪道性能に焦点を当て、2WDと4WDモデルの雪道走破性についてみていきます。
クロスビーの排気量は996ccとリッターカーで、駆動方式に関しては2WD、4WDがラインナップされています。
クロスビーの4WD車には、スポーティーな走りや、雪道など滑りやすい路面での走行を前提にしたうれしい機能が用意されています。
それが、スイッチの切り替えで状況に合わせた走行モード(SPORT、SNOW、GRIP CONTROL、HILL DESCENT)の選択が可能で、オーナーにとっても助かる機能です。
ここではクロスビーの走行モードの中でも雪道走行に関係のある『SNOWモード』『GRIP CONTROL』『HILL DESCENT』に焦点を当てその実力とはいかがなものなのか、また実際に雪道走行をしている動画を参考に検証していきたいと思います。
- クロスビーの雪道走破性におけるスタッドレスタイヤの重要性
- クロスビーの雪道走破性向上にクロスビー4WDの利点
- 雪道モードの機能
- 安全運転の重要性
目次
クロスビーの雪道走行とスタッドレスタイヤ
始めにスタッドレスタイヤの簡単な説明と、スタッドレスタイヤを装着した車(2WD、4WD)の雪道走行での挙動などの特徴等を解説していきます。
タイヤ・駆動方式の特徴
- スタッドレスタイヤについて
- 2WDの場合
- 4WDの場合
まずは冬での走行には必需品のスタッドレスタイヤについての説明から順番にしていきます。
1、スタッドレスタイヤについて
スタッドレスタイヤとは雪道や凍結路などを走行ことを考えて開発されたタイヤです。
また、プラットフォームと言われるスリップサインとはまた別にタイヤの限界サインを表す構造が施され、新品時から50%以下の溝の状態になると現れるようになっています。
プラットフォーム画像
そしてノーマルタイヤよりもスタッドレスタイヤの方が柔らかいゴムを使用しタイヤと路面との密着性を上げているため、プラットフォームの状態などで大丈夫と思っていてもゴムの状態により製造された時の柔軟性が失われている場合もあります。
その様なタイヤではいくらスタッドレスタイヤと言えど十分なタイヤ性能は発揮できないため、ノーマルタイヤに比べ利用頻度の少ないスタッドレスタイヤですが適切な保管や点検などは十分に行わなくてはなりません。
次に雪道走行での2WDと4WDの違いについて説明していきます。
2、2WDの場合
2WD車の場合、雪道走行は出来るものの上り坂には弱い傾向にあります。
FF車の場合、エンジンがフロントにあるため駆動輪にトラクションが適切にかかり路面をグリップしやすく、タイヤが空転をしずらいのがメリットとなります。
しかし逆にデメリットもあり、上り坂などでは路面に適切にかかっていたグリップ力が勾配では弱くなりタイヤが空転する場合があります。
次に4WDの雪道走行を説明します。
3、4WDの場合
4WD車のメリットとしては全てのタイヤ(4本)を同時に駆動させることで駆動力を分散させ路面に効率よく伝えることが出来るので、2WDと比べて雪が積もった上り坂などでも登りやすくなります。
4WDは最も雪道での走行に適している駆動方式と言われていますがデメリットもあり、構造上2WD車に比べ車重が重くなってしまう事で雪道などでは制動距離が伸びてしまう傾向があります。
また、アイスバーンなどで滑り出してしまうとFF/FR車に比べコントロール・立て直しが難しくなるのも特徴です。
雪道やアイスバーンとなっている路面での走行はFF/4WDともに通常の路面走行以上の危険がつきものです。
だから、雪道走行をする場合は、4WD車であっても充分な装備をして(スタッドレスタイヤ・チェーン等)、速度を通常以上に抑え安全な運転を心掛けることが大切です。
次にクロスビーの雪道走行性能について詳しく説明していきます。
クロスビーの雪道走破性能
ここではクロスビーの雪道走破性能についてみていきます。
クロスビーには2WD/4WDがラインナップされているのですが、2WD車には雪道走行に優れているであろう機能は特に見当たりませんでした。
一方で4WD車に搭載されている走行モードの中には雪道走行に重宝するであろうモードが用意されており、3つあります。
SNOWモード、GRIP CONTROLモード、HILL DESCENTモードです。
それぞれのモードの性能をみてみます。
雪道走行性能・モード
- SNOWモード
- GRIP CONTROLモード
- HILL DESCENTモード
- 雪道試乗動画で雪道走行性能を検証
SNOWモード
過度なトルクを抑制することで、タイヤの空転を抑える機能です。
雪道の発進ではアクセルワークを上手に行わないと力のかかり具合によってタイヤが空転してしまうケースがあります。
TVで積雪している路面でタイヤが空転し発進できなくなっている車を映し出している映像を目にしたことがある方もいると思います。
積雪した路面、アイスバーンなどの悪条件でも滑らないようにスムーズな発進や加速をサポートしてくれます。
GRIP CONTROLモード
雪が解けた舗装されていない路面などはぬかるみになり、雪道を走行するうえでは色々な悪条件の路面があります。
そのような路面走行では車両挙動やスタックする場面も出てきます。
そのような条件下などで空転しているタイヤをブレーキ制御しグリップしている駆動輪に力を集中させ、車両挙動の抑制や発進のサポートしてくれます。
HILL DESCENTモード
下り坂を電子制御によって車速を7km/hに抑えて走行できる機能です。
このモードはブレーキペダルを踏まなくても自動でブレーキがかかり低速で走行をするので、ドライバーはハンドル操作に集中できます。
雪道の下り坂は車体が滑る事やスピードなどブレーキ操作を慎重にしなければなりません。
この機能は雪道走行に慣れていない方にとってとても便利な機能となっています。
上記に挙げた機能(モード)は便利でより雪道走行を安全にサポートしてくれるのは間違いありません。
雪道走行ではアクセルワーク・ブレーキのかけ方がとても重要になってきます。
ふと気を抜いた時、タイヤがスリップし始めたなんて経験をした方もいらっしゃると思います。
雪道に慣れていない方や初心者ドライバーなら尚更です。
しかし上記の機能の搭載でトルクのコントロールやスピードの出てしまいがちな下り坂で速度を低速で保ってくれるのなら、雪道走行でのドライバーの緊張状態も変わり落ち着いた運転ができますね。
次は動画を参考にクロスビーの雪道走行をみてみます。
雪道試乗動画で雪道走行性能を検証
ここでは実際にクロスビーの雪道走行動画を参考にしてクロスビーに乗って雪道の走行性能などを検証してみます。
参考にしたのは下記の3つの動画を参考にしてみます。
最初の動画では結構な積雪の量でも問題なく走行できているのがわかると思います。(途中で道をひきかえしますが)
これ位の量の積雪ならばクロスビー(4WD)が積雪の中、力強く進んで行けるということですね。
そして、最後の動画ではブレーキ操作をしなくても低速で走行してくれるヒルディセントコントロール機能を実際に使った動画がアップされています。
時速7km/hに車速を抑えたヒルディセントコントロール機能の性能や、実際に機能を使い雪の坂道を下っている速度感がよく分かると思います。
このような状況ならば自宅の近所ならともかく、旅行先などでこんなシチュエーションに出くわしたら機能なしでは運転に力が入り緊張するのではないかと思います。
そんな時、車速を抑えて走行するヒルディセントコントロール機能が装備されていればそんな緊張も軽減されるでしょう。
この3つの動画を見ていただければ、まずクロスビー(4WD)での雪道での走行は問題ないことがわかります。
まとめ:クロスビーの雪道走破性能は2WDと4WDでどれほど違う?
これから本格的にシーズンに突入する雪道走行に絡めて、タイヤから2WD/4WDの特徴、クロスビーに搭載されている走行モードを調べてみました。
もしかしたら、数年前の冬のように都心部や普段雪が降らない地域でも今年は積雪○○センチなんて事になるかもしれません。
スタッドレスタイヤやチェーンなどはシーズンもので、雪とはあまり無縁の方が「わざわざそのためだけに・・・」と思ってしまう気持ちもわからなくはありません。
しかし事故やトラブルが起きても「雪が悪い」は言い訳にはなりませんよね。
そんな事が起きないよう、冬のシーズンは冬のシーズンにあった装備で車を走行させるように心掛けていただきたいと思います。
この記事でお伝えしたポイントを簡単にまとめました。
- スタッドレスタイヤは雪道用に開発
- 素材の柔軟性が重要
- 水膜吸水・除水機能あり
- 2WDは上り坂で弱い
- 4WDは雪道で有効
- クロスビー4WDに雪道モード搭載
- SNOW、GRIP CONTROL、HILL DESCENTモードあり
- 雪道での安全運転が大切
クロスビー 値引き最大化の秘策
クロスビーを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
クロスビーも安全装備の充実等により車両本体価格が約200万円と高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きはクロスビーを販売するスズキ社だけでなく各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略です。
だからといって、諦める必要はりません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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